事業紹介

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パイプライン情報

開発品 対象疾患 地域 ステージ
研究段階 非臨床試験 臨床試験フェーズ 承認申請
II III
EIM-001 末梢動脈疾患 日本

本開発製品が治療対象とする末梢動脈疾患は、四肢の動脈に生じた狭搾又は閉塞が循環障害をもたらす疾患であり、国内の中高年における下肢閉塞性動脈疾患の有病率は概ね1~3%であると推定されています。軽度では無症状(Fontaine分類Ⅰ)、中程度では間歇性跛行(Fontaine分類Ⅱ)を呈し、重度(chronic limb-threatening ischemia: CLTI)では安静時疼痛(Fontaine分類Ⅲ)、潰瘍・壊疽(Fontaine分類Ⅳ)を呈し、Fontaine分類Ⅳに至ると下肢切断を要することも少なくありません。
治療方針は、動脈硬化に対するリスクファクターの是正が診療の基本となり、Fontaine分類Ⅱの患者は、運動療法及び薬物療法が推奨され、それでも症状の改善が不十分である場合は、血管内治療や外科的バイパス術等の血行再建術が考慮されます。また、CLTIの患者においては、創傷評価(創傷、虚血、感染の程度)に応じて治療(創傷ケア、血行再建術、下肢切断など)が考慮されます。中等度以上の患者で選択される外科的バイパス術は侵襲が大きく、運動療法・薬物療法と外科的バイパス術の間をつなぎ得る新しい位置付けの治療法が求められており、近年、新たな治療法として遺伝子や細胞を用いた血管新生治療が選択できるようになりました。
本開発品は、血管新生治療の一つであり、効率的に局所作用を発揮し侵襲性を最小限にとどめた治療選択肢の確立を目的として開発を行っています。

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